etc.


マイ サヌーク マクマァ(ぜーんぜん楽しくない!)

「ユーとナッツ」たこ焼きを焼く その1

「ユーとナッツ」たこ焼きを焼く その2

「ユーとナッツ」たこ焼きを焼く その3

日本人が日本人に騙される

当世タイギャンブル事情


マイ サヌーク マクマァ(ぜーんぜん楽しくない!)

不良外人(日本人も含めてです)からブーイングが湧き上がっている今日この頃です。と言うのも深夜1時になるとお酒を出す店が全て閉まってしまうからです。ホテルはこの限りではありません。日本の駐在員がよく行くカラオケ、ファラン(西洋人)が行くクラブ、日本料理店、居酒屋等々深夜の楽しみがなくなりました。

私が麻雀の帰りによく行く「テイメ カフェ」。おそらく世界一混雑するカフェでしょう。知る人ぞ知る売春婦の巣窟。100坪程の店に集まる常時200人ほどの女達、それを目当ての不良外人(私も含めてね)。タイで暮らしている者にとっては情報交換の場所であり、コーヒーやビール一杯でばか話の出来る場でもあります。私は日本から来た女の友人を連れていって女達からひんしゅくを買っています。

先月まで朝の6時まで営業していたのが、この月になってから1時になると警察官が来て否応無しに追い出されてしまいます。私の友人が経営しているカラオケ屋にも1時になると警察官が来て客を追い出すそうです。深夜お客が一杯なのはホテルだけ。

先日、仕事でホテルのロビーでお客さんを待っていた時、ファランが大きな声でこの事について話していました。「どうなってるんだタイは! どうしてみんな早く店を閉めるんだ! 俺達は楽しむためにここに来ているのにちっとも楽しくないじゃないか!」もっとも、もっとも。同感,同感。これはどうやらタクシン首相の指示らしい。真面目?なタイに変身を計ろうとしているみたいです。しかし「サヌーク」を求めてこの国に来た我々には、なんともはや裏切られた思いが一杯で到底受け入れがたい出来事です。それに何万人もいる女達の生活、深夜営業で食っている人達の生活をどうするんだ?「ばかやろう!タクシン」おまえのせいで潤っているのはホテルだけじゃないか。タクシーの運転手もおまえを恨んでるぞ。テイメのウェイターも、屋台のおばちゃんも、それにこのオレも・・・・・・。真面目なタイなんてくそくらえ、不真面目なタイでこそ、タイのタイたるゆえんなんだ。「ばかやろう!タクシン」

ついついムキになってしまいました。この様に今までのタイは男にとって天国なのです。タクシン首相の考えもわからなくはないですが、できる事なら元に戻してほしいものです。この国の良さはすぐに方針が変わるところです。(影の声…あなたにピッタリ!)今回もまた方針変更になることを信じています。「お願い! タクシン」<naguru>               ↑TOP


「ユーとナッツ」たこ焼きを焼く その1

最初このレポートを「ユーとナッツのたこ焼きや奮闘記」にしようと思いました。が、「彼女と彼」がたこ焼きを焼く練習をしているのを見ているとどうも「奮闘」とか「頑張る」とかの文字は似合わない感じ。楽しそう。どうもタイ人には「奮闘」「頑張る」はないようです。

タイは日本以上に就職難。ユー(女の子・25才)とナッツ(男の子・但しレディボーイ・26才)も短大卒だがアルバイト程度の働き口しかない。それも1万バーツ、30000円ほどのサラリーとなるとなかなか難しい。ユーは日本人の経営する麻雀屋の受付をしていた縁で知り合った陽気な子。ユーとその友達のナッツが「何か商売をしたいがよい商売はないか?」というので、日本人の友達に相談したり、リサーチをした結果、資本も少なくてすむ「たこ焼きや」に決定。彼女達の友達もパポンでみやげ物屋をしたり、エンポリアムに店を出したりしている。

バンコクに「たこ焼きや」は私達の知る限り、エンポリアム、フジスーパー、サイアムの3件。ジャンボたこ焼き8個で100バーツ、タイの食べ物に比べかなり高い。いいかもしれない。

とはいうものの私達も「たこ焼き」は焼いたことがない、食べたことがあるだけ。はたして教えられるのか?
ユーとナッツは場所さがし、私達はたこ焼きメーカーの調達。さいわい大阪に友達がいるのでたこ焼きメーカーのリサーチを頼み、インターネットでたこ焼きの焼き方を探す。

8月28日(火)
たこ焼きメーカー到着・さっそく「さくら」チェックが入る。

8月29日(水)
場所が決まる。日本人御用達のクラブ、カラオケ店が林立する「タニヤ」とバンコク随一の歓楽街「パポン」の間の、日本のガイドブックでも取り上げられるマッサージ屋「有馬温泉」のあるソイの入り口。日本人が多くていい。

8月30日(木)
場所が決まったのでユーと「屋台」を注文に行く。ユーが「日本人は清潔好きなのでステンレスを使って欲しい」とリクエスト。

9月1日(土)
たこ焼き特訓1日目。なかなかうまく焼けない。焦げすぎたり、生地の加減が難しい。味どころではなし。暑い!汗びっしょり。あー疲れた。ユーとナッツは帰りにエンポリアムに「たこ焼き」を見に行く。
私達はマッサージに行こう!<shinobu> ↑TOP


「ユーとナッツ」たこ焼きを焼く その2

9月2日(日)
今日はユーとナッツは休みにしてもらって私達で味の研究と焼き方の練習をする事に。まだまだうまく焼けないが昨日よりはましかな?夫は案外器用。1時間程でダウン、暑さでまいる。

9月3日(月)
たこ焼き特訓2日目
昨日考えた粉と水の配分でやってみる。鍋がなれたせいか突然二人ともうまく焼けるようになる。ただ、何回かは焦げ付かせたり返せなかったりロスが多い。とくにナッツはコックをしているので勘がいい、ひっくりかえすのもうまい。火の加減も自分達であーでもないこーでもないとやっている。ナッツは自分で粉をといてみるという。まぁしかし暑い。

9月4日(火)
たこ焼き特訓3日目。
今日、夫は自分の仕事で外出、3人で特訓。なので写真はありません。ユーが「自分はうまくないので1時間早く来て練習する」というので4時から待っているのに来ない。もうっ。結局二人揃って5時にあらわれる。昨日より格段の進歩。まん丸なたこ焼きが焼けるようになりロスも少なくなった。やや食感が硬いというとナッツは卵をふやしたり、ベーキングパウダーをたしたりと研究熱心。

3日目、約8時間で焼き方はマスター。<shinobu> ↑TOP


「ユーとナッツ」たこ焼きを焼く その3

9月5日(水)
昨日で焼き方はマスターできたので中身を入れて焼く事にする。蛸、足一本(200g位)187バーツと紅生姜をフジスーパーで買う。蛸が高い、採算が合うのかどうか心配。蛸を切っているとナッツが「もっと小さくて良い、エンポリアムのは小さかった」しっかりしてるのか??です。問題は天かす。天かすというものを彼らは見た事が無い、フジスーパーにも売ってない。天かすの作り方を教える。焼きあがったのをアパートの人に食べてもらう。タイ人にとっては蛸は初体験、どうかなと思ったがみんな「おいしい!!」と言ってくれたので一安心。私達が食べても美味しいので味は大丈夫でしょう。但しゆでただけの蛸は「マイアロォーイ」(美味しくなーい)そうです。見に来た子供にたこ焼きをあげようとするとユーが「50バーツ!」。あげなさい!!

9月6日(木)
特訓最終日、味の調整をする。蛸は高いので入れずに焼いたのを食べてもらう。が「蛸が入ってないとおいしくない」といわれる。ごもっとも。私達は毎晩たこ焼きの試食で当分たこ焼きはいいです。屋台が出来たので設置。持ちかえり容器、つまようじ、ビニール袋等を準備する。私達は「お客さんは日本人」と思っているが、彼らはタイ人に売りたいみたい。

9月7日(金)
いよいよプレオープン。今日は「FREE」で試食してもらいなさいと私達が言うのを「今日から販売する」とユーとナッツ。「損して得取れ」という諺は彼らには理解できないんでしょう。5時から1時間ほど「FREE」にすることで納得。たこ焼きメーカー、のぼり、のれん、材料を屋台まで運び出す。5時過ぎにワクワク、屋台まで行ってみるとまだ何も始まっていない。どしたのかと聞くと屋台の場所の貸主と「条件が違う」と揉めているそうで2人とも腹を立てている。今日は出来ない、他の場所を探すという。あーぁ、疲れた。仕方ないので私達は近くのマッサージ屋で成り行きを待つ事に。結果?貸主の方も折れてきたので元の場所で明日から営業します。
残念ながら明日から日本にしばらく帰るので続きはバンコクに戻ってからです。<shinobu> ↑TOP


日本人が日本人に騙される

タイの日本人社会で生活していると至る所でよく聞く話です。端的に言えば騙される方も悪いケースが目立ちます。どうも外国で生活をしていると、同胞と名が付くと安心感が先にあり「ついうっかり」というケースを良く耳にします。この国でも「ただより高いものは無い」と言う教訓を身に着けるべきです。親切にしてもらったからお金を貸した、又儲け話にのった、はたまた悪徳不動産屋に高い手数料と高い家賃で家を借りた等、騙されたと言う話は毎日の様に井戸端会議の話題です。かく言う私達も悪徳家電屋に高い電化製品をつかまされたり、寸借詐欺に会ったり、一通りの勉強はしてきました。この国で騙されない方法は、「まぁまぁ、それは後で!」ではなく、「これだけの事をするから、これだけの報酬を払って下さい。」と最初にはっきり言える人に何事も依頼すべきです。最初に聞いておけば他と比べる事も出来、騙された不快感がなくすっきりします。トータルしてみれば金銭的にもお得です。

ごく最近身近に起こった話を一つ。
東京のある風俗業者が、タイで「垢すりとオイルマッサージの店」を開きたいと思い、何度かタイに来て市場調査をしました。その結果タイでやろうということになり、しかし具体的にどうすれば良いか解りません。たまたま自分の日本の店にいるタイ人の女性に話をした所、私の夫が日本人でタイで20年ほどスナックとマッサージ屋をしていた。今はタイに借金があるため2人で日本で働いているとの事。渡りに船とこの業者はその旦那に店の立地条件、改装費用、日本人女性や韓国人女性を働かせるにはどうすればいいか、料金の設定などを相談したところ、何もかも自分の思った通りの返事が返ってきました。早速その旦那をガイドに番頭さんと3人、バンコクに乗り込んできました。その10日後に彼と始めて麻雀屋で出会いました。その時の彼は飛ぶ鳥をも落とす勢いで自分の事業計画を述べていました。この手の手合いはよくいる事で、私は生返事をしながら「又、可哀相な犠牲者が一人」と内心思って聞いていました。
それから1ヶ月くらいしてから偶然に道で出会い、「お茶でもどうですか?」と言う事になり、話を聞くとまだから威張りをしていましたが、なんとなくうまく行っていない様子。この近くに店があるので是非寄ってくれとの事。断る理由も無いので店に行くと、内装も出来あがりそれなりの店になっていました。が、費用を聞いて開いた口がふさがりませんでした。念の為に帳面を見せてもらうと、人夫の日当が1時間150バーツ。(相場の1日分位です。)その他は推して知るべし。何もかもがこちらの相場の2倍から3倍。ひどいものは10倍の値段がついていました。コーディネイトした日本人はお金を貰って既に日本に帰ってしまっていました。わかった時は後の祭、高いからといってその日本人を訴える理由にはなりません。その上、「マッサージ嬢に日本人と韓国人を使う」と言うので、あまりにも気の毒に思い始め、アドバイスをしました。この国ではマッサージ嬢に外人は使えません。そんなワーキングビザはおりません。どうしても使うと言うなら、店の営業停止を覚悟でやりなさい。1ヶ月前にビザなしの日本人ホステス使っていた店に、当局の手入れがあり、その店は勿論、日本料理屋、カラオケ屋、麻雀屋等、関連事業全体が営業禁止となり、その経営者は日本人社会で笑い者になった話をしてあげると、始めて自分の計画の甘さに気づいた様でした。コーディネイトした日本人は彼の事業などはどうでもよく、甘い日本人経営者からお金を騙し取る事が目的で、彼のタイでの事業を進めたにに過ぎなかったのです。<naguru>  ↑TOP


当世タイギャンブル事情

タイはギャンブルは御法度の国です。賭け事をするとすぐに警察が来て御用と相成ります。
斯く申す私は去年麻雀をしていて警察に捕まり、検察庁、裁判所、に送られ罰金700バーツの判決を受けました。その時の話を少し。

2001年7月15日午後5時半、ぺップリ通りにある、日本人が経営する店で私と友人のS氏と店のオーナーと3人で台を囲んでいると、突然警察手帳を振りかざしながら大声で「動くな」と叫び4、5人の男が乱入してきました。我々はあっけにとられ呆然としていると、1人の男が達者な日本語で「この国は賭け事は禁止だ。おまえ達も知っているだろう。おまえたちを逮捕する。」我々は苦笑いをしながらオーナーに今月の用心棒代を払っていないのかと尋ねると払いましたと言う。私とS氏は顔を見合わせながらボーナスを取りに来たなと話しました。タイではよくある話です。タイの警察はやくざも兼ねています。不法行為には目を瞑る代わりにお金を要求します。バンコクには8軒くらい麻雀屋があります。店の大きさや場所によって払う金額は異なりますが、それぞれ警察には毎月用心棒代を払っています。この店のオーナーはいつも警察にお金を届けるタイ人に電話を入れ、すぐに店に来るように言いつけました。30分ほどでタイ人が来て警察と話始めました。我々はほっとしてこれで一件落着と思いました。ところがこの店のオーナーがケチで警察の要求を値切った為話がもつれ、延々5時間店の中で軟禁され挙句の果て警察に連行されました。客、従業員を含め8人。従業員のタイ人はピクニック気分。警察署の中でも出前を取り食欲旺盛、尚且つよくしゃべりよく笑う事。我々日本人には持ち合わせないたくましさを感じました。ちなみに出前のKFの代金は我々の払い。取調べを受け調書を取られ、開放されたのが夜中の2時。明くる朝、8時に警察に集合、それから検察庁、裁判所と回り、終わったのが午後2時。長い長い二日間でした。それにつけても腹が立つのがオーナー。タイ人のプライドを傷つけるとこうなる事がわかっていながら値切る無神経さ。彼には客を守るという意識がかけらもなかった。これ以降私は2度と行かなくなりました。勿論S氏も。
この様にタイには賭け事は建前では存在しませんが、現実は日本にあってタイにないのはパチンコくらいで、カジノも競馬もあります。タイ人の賭け事好きは大変なもので、カード、ムエタイ、ゴルフに行けば自分達だけでは飽き足らないのか、関係のない我々のうち誰が勝つのか賭けたりしています。賭けの対象は無数にあるようで車の末字の数字当てやら、次に来るのは日本人か西洋人かタイ人かなども賭けているようです。

建前は賭け事禁止、現実はギャンブル天国タイランド。<naguru>  ↑TOP


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